かむことはとても大事です。
こんにちは。
診療部署のマツイです。
今回は、「噛むことは生きる力」について紹介します。
食べ物を「噛む」という行為は、私たちが想像する以上に、たくさんのすばらしい効果をもっています。
それらを紹介致します。
１、 前頭前野を発達させる。
噛むことと脳は、密接な関係を持っています。前述したように、食べ物をよく噛むことによって脳が刺激されて興奮し、血液の流れが活発になり、脳は活性化されます。脳のなか
でもとくに人間の知性にかかわる大脳の「前頭前野」が活性化されることがわかってきました。
前頭前野は衝撃的な行動を抑え、物事を考え、計画を立て判断し行動する働きをします。
人間らしく知性的に行動するための司令塔なのです。脳が発達するうえで最も重要なのは、この前頭前野を発達させることです。
近年、キレる子供が増えて社会問題になっています。普段はおとなしくてもまじめな子供が、何かのきっかけで突然いらだち、怒りを抑えきれなくてなって攻撃的な行動をとる、というものです。キレるのは、前頭前野が未発達であるか、機能が低下していることが原因と考えられます。
また最近、「ゲーム脳」という衝撃的な警鐘がなされました。テレビゲームをやりすぎると前頭前野の機能が低下し、無気力、引きこもり、キレやすいなどの問題行動を起こすというものです。これも前頭前野が深くかかわっています。前頭前野を発達させるにはよく噛んで食べる習慣を身に付け、やわかいものだけでなく、歯ごたえのるものを積極的に取り入れる食生活が大切です。
皆さんも行ってみてください。
トピックス一覧のページへ
