歯に関する話
こんにちは、診療部のいいづかです。
今回は、歯に関するいろいろなお話をします。
その1 お歯黒
お歯黒は、平安時代に女性が成人した印として始まったとされています。
実はお歯黒も、歯の健康にとっては大変よかったようです。
お歯黒をつける前に歯の汚れ、つまり歯垢をとらなければならなかったので
自然に予防効果あり、成分であるタンニンは歯質タンパクを収れんさせて
腐敗を防止していたそうです。
その2 歯ぎしり
ものを噛むための重量は、お煎餅10キロ・フランスパン30キロ、そして
歯ぎしりが60キロから80キロとされています。
歯ぎしりには、3パターンあるそうです。歯をすり合わせるギシギシ型これは
虫歯のつめものが合わないことが主な原因・歯を食いしばるガリガリ型これは
ストレスが原因・歯をカチカチ鳴らすカチカチ型これはギシギシ型とガリガリ
型のふたつが重なって発生するそうです。
その3 卑弥呼
卑弥呼時代の人々は、一食あたり3990回食べ物を噛んでいたなどとされてい
ます、現代人の平均620回と比べると6倍以上になります。
噛む回数が少ないと、歯並びが悪くなったり・虫歯や歯周病の原因にもなりま
す忙しい現代人は、急いで食事を済ませあまり噛まなくなっている傾向にあり
ます。よく噛んで食べることは、健康の源です。
昔の人は、よく噛んでいたんですね。一回の食事時間ってどの位かかっていたんでしょうね。3990回は噛めませんが、なるべく噛むようにしたいですね。
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