なぜペースト状なのに歯磨き粉と呼ぶのか?
こんにちは、診療部のなかむらです。
普段使っている歯磨き粉は、どれもペースト状で粉状ではありません。
それでは、どうして歯磨き粉と呼ぶようになったのでしょうか?
日本で初めて歯磨き粉が商品化されたのは、1643年の江戸時代初期です。
この時商品化された歯磨き粉は、貝殻の粉末や塩などを混ぜ合わせて作られていました。
まさに粉状の歯磨き粉だったわけです。
その後、明治時代になって今使われているようなペースト状の歯磨き粉が商品化されたわけですが、その時には「歯磨き粉」という呼び名がすっかり定着しており、新しい呼び方を考えようとすることもなく、それが今も続いているのです。つまり、江戸時代の時に使っていた呼び名をずっと使い続けているということなのです。すごく歴史を感じるお話でした。
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