歯科・審美歯科(東京都葛飾区)

東京都葛飾区の歯科 上野歯科医院からトピックス

入れ歯をしたロバの話

衛生士のかのです!

今回は上野動物園にいた入れ歯をしたロバのお話をしたいと思います。
1962年のある日、ロバが来園客の与えたポップコーンを喉に詰まらせて死にそうになりました。

そのロバは人間で言えば、80歳強で、ポップコーンを喉に詰まらせたのは上手く噛むことが出来なかったためです。

当時の動物園の飼育係の方たちは、ロバをなんとか噛めるようにしてあげたいと、ロバに入れ歯をつくることにしました。

ロバの入れ歯を作ったのは歯科医の後に昭和天皇の御殿医もされた先生です。

ロバが歯型を取る際に暴れたり、嫌がったりするのでは、、、と心配したそうですが、材料の味が気に入ったのかじっと固まるのを待っていたそうです。

ロバの写真を参考にしながら、入れ歯は完成!ただ、ロバは本当に入れ歯を入れてくれるのか?

しかし、ロバはみんなの心配をよそに入れ歯を入れた数分後に、草を食べ始め、誰もが喜んだそうです。

野生動物は歯を失うと、生きるために必要なエネルギーを取り入れることが出来なくなり、それは死を意味しています。ロバは入れ歯入れることで健康を取り戻したのです。

ちなみにこのロバは3年後、一緒に飼われていた羊が柵を飛び越えたのを見て、自分も飛び越えようとして、柵に足を引っ掛け、それが原因で亡くなりました。

柵を飛び越えようとしなければ、もっと長生きできたかもしれませんね。

歯がないと食べれないということは動物も人間も同じです。歯を失わないようにすることが、長寿の秘訣のひとつかもしれません!わたし達もそのお手伝いが出来ればと思っています。

トピックス一覧のページへ

現在地:トップページトピックス

東京都葛飾区の歯科 上野歯科医院から資料請求