歯科・審美歯科(東京都葛飾区)

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義歯はいつからあるの?

こんにちは。受付のまつばらです。
 
今回は入れ歯についてお話ししたいと思います。
入れ歯で古いもので日本に現存していて有名なものは、1675年に没した柳生飛騨守宗冬の埋葬された墓所から発見された総義歯です。
この入れ歯の材料は黄楊の木でできていて、前歯に灰白色の石を歯の形に彫刻したものをはめこんでいます。
日本の義歯は日本固有の木の文化、仏像彫刻に見られる木工技術に支えられて、世界でもっともすぐれた精密な義歯を生み出しました。
義歯の床の材料は黄楊。
まず口の中の型を蜜蝋でとり、それを見ながらノミ、手斧、ノコギリ、ロクロ等大工道具を思わせる工具類であごの形を作っていきました。そして象牙、牛骨、鹿の角などを自然の歯の形に彫刻し、床に糸で結びつけました。
普通、患者さんの口の中で何度も合わせながら作るのですが、天皇や将軍などの高貴な身分の人たちの義歯を作るのは命がけのようでした。脈をとるのでさえ、糸脈といって手首に絹糸をまきつけ、遠くの方から脈をみたという信じられない話が残っているのです。義歯を作る場合も、直接、身体に触れる事は出来ず、大きく口を開けてもらって、遠くからのぞきこみながら、直感をたよりに作っていったようです。
 
義歯にならないように予防していく事も大切ですが、義歯になってしまったら、先生に調整を重ねてもらい、ご自分のお口に合う義歯を使用するという事が大切だと思います。

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